検証!原発のゴミ最終処分地選定の前にすべきこと~動員されない若者が考える「現世代の責任」~
【概要】
本冊子は、2018年2月11日に開催した公開シンポジウムの記録をまとめたものである。
原発を動かすことで発生する原発のゴミ。政府や電気事業者は、その処分の道筋をつけることを急いでいる。
だが、そこには様々な問題点がある。
経産省と事業者主催の意見交換会で議論のテーブルに上がるのは、原発のゴミの最終処分候補地の選定のことのみ。
「ゴミが出るからゴミ捨て場が必要だ。ゴミ捨て場となる地域を決めよう。それが現世代の責任だ。」
しかし、やっかいなゴミの総量や種類をこれ以上増やすか否かといったことは、議論のテーブルに上がらないのが現状だ。
「現世代の責任」として「原発のゴミ最終処分地選定の前にすべきこと」とは何か。
東京電力福島第一原発事故の教訓に立ったエネルギー政策、核燃料サイクルの必要性と実現可能性、早期の地層処分という処分方法の妥当性、そして、最終処分地選定や最終処分研究のために犠牲となった地域の歴史。あまりに多くの課題が議論のテーブルから隠され、「最終処分地選定」に問題が矮小化されている。
果たして、このまま原発のゴミの総量を決めずに、世代間公正を議論できるのか。地域振興策と引き換えに、処分地を決めることが地域間公正を担保できるのか。
そうした課題に向き合わないまま、「どこに埋めるか」の決定をすることだけ重きを置いてよいのか。
本報告書では、そうした、原発のゴミ最終処分地選定の前に考慮すべき論点を提示している。
本報告書が、本来の公論形成のあり方を議論する際の一助となれば幸いである。
(A SEED JAPAN共同代表 西島香織)
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