NUMO主催「対話型全国説明会」に対する質問を提出しました

原子力発電環境整備機構(NUMO)の「不適切動員」事件から3か月。

12月には、評議員メンバーと弁護士等によって組織された検討チームによる調査報告書および提言が提出されました。

その後、1月30日にNUMOは「科学的特性マップに関する対話型全国説明会」の開催を公表しました。

これに対してA SEED JAPAN核ごみプロセスをフェアに!プロジェクトでは、下記の質問をNUMOに送付いたしました。

NUMOへの質問

(1)説明会の開催経緯が不透明

説明会案内ページ(http://www.numo.or.jp/taiwa/)に、

「当機構評議員会より受領しました再発防止策等に向けた提言を反映し」

とありますが、調査報告書にも提言にも、「手作り・直営実施を基本とした開催をすること」ということは書いていないと思います。

・提言のどこをどのように反映したのか

・どなたがいつ、どのようにこの説明会の開催を決定したのか

ご教示いただけないでしょうか。

(提言ではなく、経産大臣の答弁を反映しているのでしょうか。)

(2)地層処分の説明会の前に再発防止策の説明会が先ではないか

説明会の開催目的について、

「経済産業省より「科学的特性マップ」が公表されたことを契機に、地層処分の仕組みおよび日本の地質環境等について広くご説明し、参加者の皆さまとの質疑応答等を通じて理解を深めていただくことを目的とします。」

と書かれていますが、NUMOの中で、「再発防止策をどう組織内で反映していくのか」を国民に説明することが先だ、等の意見はございませんでしたでしょうか。

そうした説明は、この対話集会で話されるのでしょうか。

(3)再発防止と組織改革について説明されたい。

再発の防止と組織の改革に向けた提言に関してNUMOとしてどのように

取り組まれるのか、一度ご説明いただけないでしょうか。


核ごみプロセスをフェアに!

商業用原発が稼働してから60年の間に、約18,000トンの”使用済み核燃料”が排出されました。これまでの処分場誘致のプロセスは決して民主的なものとは言い難い結果です。そんな中、経産省は、2017年度中に高レベル放射性廃棄物の処分地に適した地域をマッピングして、公表する予定です。そこでA SEED JAPANでは、「公正なプロセス」とは何かを探るため、草の根のプロジェクトを立ち上げました。

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